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2022.03.17お知らせ
爪の構造をより詳しく
前回、簡単なお爪の構造についてお話ししましたが、今回はさらに詳しくお爪についてお話していきたいと思います。
私たちが一般的に「爪」と呼んでいる部分は、爪母にあるケラチノサイト(角化細胞)から作られています。厚みは約0.3~0.8㎜で髪と同じ硬ケラチン(硬タンパク質)からできています。爪甲(爪)の毛細血管の血液の色が透けてピンク色に見えていますが、爪甲自体は無色透明です。
そして、これは知らない方もたくさんいらっしゃるのですが、お爪を固定しているのは4辺の皮膚だということはご存じですか?
爪甲(爪)は爪床(爪の下の皮膚)に密着して乗っているだけで完全には固定されていません。爪床の上を滑って前方に押し出されています。後爪郭と側爪郭、爪下皮の角質が爪甲と繋がって固定されています。
そう、爪は下の皮膚と完全にくっついているわけではないのです!
なので、強い衝撃などが加わると、爪が剥がれたりしまうことがあります。
次は爪の構造の断面図を見ていきましょう。
爪はケラチンというタンパク質でできていて、3層から成り立っています。
◆トッププレート(背爪:はいそう)
爪全体を守る薄いプレートで、硬く丈夫なケラチンが縦方向に並んでいます。
◆ミドルプレート(中爪:ちゅうそう)
厚く軟らかいケラチンが横方向に並んでいて、外からの刺激に弱い部分です。
◆アンダープレート(腹爪:ふくそう)
薄く硬いケラチンが縦方向に並んでいて、爪床と密着している部分です。
このように方向性の異なるケラチンが網目状に重なることで爪は硬いだけでなく柔軟性も備えています。
皆さんは【二枚爪】になった経験ありませんか?
二枚爪はなんらかの影響で爪のトッププレートが一部はがれてしまった状態のことを言います。
余談ですが、私は昔足の小指をぶつけたときに爪がぽろっと取れてしまった経験があるのですが、よく見ると爪がとれた小指に薄い爪みたいなものが残っていたんです。今思えばトッププレートが取れてアンダープレートが残った状態なのかなと思いました。
幸い爪母は損傷していなかったみたいで、その後無事に新しい爪が伸びてきて今では通常の状態に戻りました。
皆さんもお気を付けください(^^;
今回は爪の構造について少し詳しくお話しさせていただきました。
次回もまた皆様のお役に立てる記事をアップしていきますのでよろしくお願いします(^^)
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