-
Blog
-
Blogお知らせ・ブログ
Blogお知らせ・ブログ
2022.05.06お知らせ・ブログ
よくある爪のトラブル②
前回はよくある爪のトラブルをご紹介しましたが、まだまだ爪の健康のためには気を付けなければいけないトラブルがたくさんあります!
オニコライシス<爪甲剥離症(そうこうはくりしょう) >
爪甲が爪床から外れた状態で剥離した部分は白く見えます。爪甲が爪床に密着できず、爪甲が離れて浮いている状態です。
原因は多岐にわたりますが『外因』として考えられるのは慢性的な爪先への圧力、強い衝撃(キーボードを叩く、シールをはがす、無理なピンチなど)また洗剤等の化学物質の使用なども考えられます。『内因』として考えられるのは全身性疾患に伴うもの(薬の副作用、甲状腺機能異常など)、皮膚疾患に伴うもの(湿疹、尋常性乾癬など)、菌の感染(カンジダ感染、手足口病など)などがあります。
オニコファジー<咬爪症(こうそうしょう)>
爪を噛む習慣が原因で、爪を切る必要がないほど深爪の状態です。爪先を噛んでギザギザしていたり、爪甲に歯で噛んだ跡の細かい溝ができたりする症状です。精神的要因が絡んでいる場合が多く、サロンで爪をきれいに整えると自然と噛むのを避けて爪が整っていくことも多いです。
コイロニキア<匙状爪甲(さじじょうそうこう)・スプーンネイル>
爪甲がスプーンのようにへこんで反り返る症状です。原因は鉄分不足で貧血気味の方に起こりやすく、内服薬やサプリメントで改善します。爪甲がやわらかいと、指の腹からの外力が慢性的に加わると跳ね返すことができず、爪甲が反り返った状態になります。指先に力を入れる作業の多い方によくみられます。また爪の両側をポイントやオーバルの形に深く切りすぎると、爪の指の腹に加わる力を支えきれなくなり、スプーンネイルの原因になることがあります。
爪の縦筋 <爪甲縦条>
爪甲の表面に、縦に平行する細かい線ができる症状です。主な原因は乾燥と老化といわれていますが、この線は年齢とともに目立つようになります。爪に現れる縦筋は、“顔のしわ”のようなもので、爪床部が委縮して波打つことで縦筋が出来ると思われます。すぐに改善することは難しいですが、長期的に保湿を継続することで少しずつ改善することが可能です。
グリーンネイル<緑農菌感染(りょくのうきんかんせん) >
ジェルやアクリルを爪に装着していて爪甲から浮いた隙間に緑膿菌が感染して爪甲が緑色に変色するのがグリーンネイルの症状です。緑膿菌はカビではなくどこにでもいる常在菌なので、全身に感染するなどの心配はありませんが、ネイルのメンテナンスを怠り不衛生な状態が続くと感染しやすくなり、菌が増殖すると緑色が濃くなります。また身体が疲れていたり、強いストレスを感じたりと免疫力が下がっている場合も感染しやすくなります。ネイルが浮いてきた場合には早めにメンテナンスに行きましょう!!元々爪甲剥離や白癬菌に感染しているなどの疾患がある方もグリーンネイルを発症しやすくなります。なってしまった場合は速やかにネイルをオフし、爪表面を乾燥させ清潔な状態に保つことが大切です。
ネイルサロンでもっとも多くてやっかいな病気の代表のようなグリーンネイル。私も感染したことがありますが、グリーンネイルになると菌を乾燥させなければならないため、しばらくの間、ネイルができなくなってしまいます。突然発症しますので皆さん驚かれますが、誰にでも発症しうる病気です。浮いてしまったネイルを放置しないように気を付けましょう!
グリーンネイルだけでなく、このように爪には様々な病気や症状が現れます。皆さんも一つはこの症状になったことがある!と当てはまる方も多いのではないでしょうか?
原因や対処法を知り、正しく健康的なネイルライフをお楽しみくださいね(*^^*)
少しで気になる症状などございましたらネイリストにお気軽にご相談ください。
シェアする